未到
近藤勇
こんどういさみ
kondo isami
略歴
武蔵国多摩の農家に生まれ、剣の才を見込まれて天然理心流の近藤家に養子入りし、四代目宗家を継いだ剣客。土方歳三・沖田総司ら同門の仲間とともに、幕府が募った浪士組に加わって京へ上り、離脱後に会津藩お預かりの新選組を結成、その局長として京都の治安維持にあたった。1864年の池田屋事件では自ら斬り込んで尊攘派志士を制圧し、新選組の名を天下に轟かせた。厚い忠義と武骨な人柄で知られたが、時代の趨勢は倒幕へと傾き、鳥羽伏見の敗戦後は各地を転戦。ついに官軍に捕らえられ、1868年、武蔵板橋で斬首された。享年三十五。近代化の波に抗い、武士の意地を貫いて散った幕末を象徴する人物である。
未到