明治の小説家・詩人・ジャーナリスト。当初は詩や『武蔵野』のような自然を清新にうたう作品で知られたが、やがて人間や社会をありのままに描く自然主義文学の先駆者と目されるようになった。『牛肉と馬鈴薯』『春の鳥』など、平明な文体で人生の悲哀や理想と現実の相克を描いた短編に定評がある。新聞・雑誌の記者や編集者としても活動したが、結核のため30代半ばで早世した。