幕末から明治にかけて活躍した落語家で、三遊派の大名跡「三遊亭円朝」の名を高めた名人。人情噺や怪談噺を得意とし、みずから創作した噺の数々は今日まで語り継がれる古典の名作となった。その口演は速記されて出版され、話し言葉そのままの表現は近代の言文一致運動にも影響を与えたと伝わる。落語を芸術の域へ引き上げた祖として、後世に絶大な尊敬を集める。