明治時代の浄土真宗本願寺派の僧。信教の自由と政教分離を唱え、明治政府の宗教政策に鋭く関わった宗教家として知られる。欧州を視察して西洋の宗教事情を学び、神道を国教化しようとする動きに反対して仏教界の立場を守ろうとした。教部省による国民教化政策を批判し、宗教と国家との関係を近代的に整理しようとしたその主張は、近代日本の信教の自由をめぐる議論に大きな影響を及ぼした。