未到
副島種臣
そえじまたねおみ
soejima taneomi
略歴
肥前佐賀藩士で、幕末には尊王攘夷運動に身を投じ、維新後は明治新政府の外交を担った政治家。学識に富み、参議を経て外務卿に就任すると、日本初の対等条約とされる日清修好条規の締結に関与した。また、清国人苦力を虐待して航行していたペルー船マリア・ルス号事件では、人身売買を厳しく糾弾して苦力を解放し、国際的にもその毅然たる対応が注目された。しかし征韓論をめぐる明治六年の政変で西郷隆盛らとともに下野。後に一時政界に復帰し枢密顧問官なども務めたが、政治家としてよりむしろ、雄渾な書と漢詩で名を残す当代一流の書家として、その名は今日に伝わっている。
未到