未到
武田信虎
たけだのぶとら
takeda nobutora
略歴
甲斐を本拠とした武田氏第十八代当主で、名将武田信玄の父。分裂していた甲斐の国内をまとめ上げて事実上の統一を成し遂げ、躑躅ヶ崎館を築いて府中を整えるなど、後の武田氏躍進の土台を築いた。しかし度重なる外征と苛烈な統治が家臣や領民の反発を招き、天文十年、駿河の今川義元のもとへ娘を訪ねる名目で赴いた隙に、嫡子の晴信(信玄)によって帰国の道を閉ざされ、駿河へ追放された。以後は他国に身を寄せて長い余生を送り、京にも滞在したのち、信玄没後の翌年に八十を越える高齢で世を去った。
未到