明治から大正にかけてのキリスト教思想家・文学者・伝道者。教会や教派の組織に頼らず信仰の内面を重んじる「無教会主義」を唱えたことで知られる。札幌農学校で信仰に入り、渡米して学んだのち帰国。教育勅語への敬礼をめぐる事件で職を追われるなど、信念を貫く生き方は世間と衝突することもあった。聖書研究と旺盛な言論活動を通じ、二つのJ、すなわちイエスと日本を愛すると語り、独立した精神を説き続けた思想家である。