未到
横山大観
よこやま たいかん
yokoyama taikan
略歴
明治から昭和にかけて活躍した日本画家で、近代日本画壇の巨匠。岡倉天心のもとで学び、東京美術学校の第一期生として頭角を現した。輪郭線を用いず色彩の濃淡でぼかすように描く「朦朧体」と呼ばれる新技法を、菱田春草らとともに試み、当初は酷評されながらも日本画に新たな空気感と光をもたらした。富士山を主題とした雄大な作品や、生命力あふれる大作を数多く残し、代表作「生々流転」は全長四十メートルに及ぶ水墨の大作として名高い。長寿を保ちながら描き続け、文化勲章の第一回受章者の一人となり、近代日本画を象徴する存在として仰がれた。
未到